†来タン、1周年†

1999.8.28


おかたかより

うっとうしい雨季が終わり、タンザニアは乾季に入ります。
去年は暖かく感じたのですが、体がこちらの気候になれたらしく
タンザニア人たちと共に
「Baridi」(寒いね)と言っています。
この月はなんだか鼻風邪が続いていました。


  MTSS卒業式

 調子が悪いままなので卒業式に行くまではとりあえず横になっていた。3時半に来いと言うので時間どおりに行ったが何も始まらない。4時になっても始まらない。さすがに時間にルーズなタンザニアだ。5時にやっと式らしきものが始まった。4時から5時まではお客が学校を見学する時間だったらしい。それだったら早々に座らすなってんだ。式自体はお祝いの歌、謝辞、祝辞などあまり日本との大きな違いはなかった。どこの国でも偉い奴の話は長い(笑)。
 他には、優秀な生徒の表彰があり、ちょっとお菓子を食べて終わり。お菓子は最高学年の女子が作ることになっているらしい。

 

  ある日の事

 買い物に出て家に帰る途中、ムゼー(Rangers のアシスタントコーチ)に会った。「タカトシ、もう具合はいいのか?」「おかげさんで。」「いつから練習に来れるんだ?」「今日の練習から出るよ。」「そうそう、このあいだ新しいユニフォームを作ったんだぜ。」「よく金があったな。」「まぁまぁ。今日の練習のとき持っていくよ。」「Asante(あんがとね)。」
 6月の入院の事を知っていたので、結構心配してくれていたみたいだ。うれしい。夕方は約束どおり練習に行く。まだ忘れられていない様だ。相変わらずのディフェンスの悪さである。でも良い感じに疲れた。家に帰ってお好み焼き。久しぶりに冷たいビールが美味しかった。心地よい酔いと、疲れ、やっと生活のリズムが戻ったか?

  8-1、9-1クワヘリパーティー

 "おかたか"がタンザニアに来て1年経つと言うことは、2年前の7月に来た隊員が日本に帰ると言うことである。結構お気に入りだった隊員に最後の散髪を頼んだ。今回のパーティーは幹事ががんばったのでとても面白かった。一次会を仮装にしたのが良かった。みんな色々やるね。
 翌日飛行場まで見送りに行った。一年間タンザニアで一緒に過ごした仲間なのでなんだかとても寂しかった。

      

 本人達の了承を取っていないが、仮装パーティーだったので、タンザニアに関係のありそうな仮装を紹介しておく。左から:腰に巻いている布は”カンガ”と呼ばれ、スワヒリ語のことわざが書いてある、タンザニア女性の着物。腰に巻いたり、頭に巻いたりする。その隣は”ブイブイ(スワヒリ語)”イスラム教徒の女性が羽織るもの。その隣は”カンズ”と言うイスラム教徒の男性が着るもの。奥はザンジバルで売っている服。前にいるガキはどうでもいい。次はマサイ族の女性の衣装。ちょっと色っぽかった。最後は写真では分からないかもしれないが。彼は”ラスタ(ヘアースタイルの一種。細かい三つ編みみたいなもの)”をかけている。来ている服はザンジバルの観光用に売られている服。

 帰る人がいれば、来る人もあり。11年度1次隊は13人も派遣された。くじけず、病気にならないでがんばってもらいたいものだ。

 そして7月15日。来タン1周年記念日である。「あっ!!」っと言う間の1年だった。
学校も休みに入ったので、楽しみにしていた国立公園での
サファリに行く。
ちなみにこのページの背景はライオンだったりする。


おかたかより

皆様の応援のおかげで、なんとか1年がんばれました。
前半戦は比率的には辛い事が多かったような気がしますが、本当に中身の濃い1年でした。

残念ながら活動の方は今のところホーム・ページに載せるほどの成果は出ていません。
そんな愚痴は最終号に載せるとして、
今は同期隊員の任国外研修旅行が始まり、二本松で一緒に勉強した仲間との再会が楽しみです。
7月末に第一号のお客が我が家を尋ねてきました。
嬉しいもんです。


 [目次] [前へ] [次へ]