∽活動再会?∽

1999.5.8


おかたかより

やっと肝機能が正常に戻り、ザンジバルに帰る許可が出ました。
約一ヶ月も家を留守にしたので強盗やらなんやら色々と心配ごとがありました。
仕事も心配です。生徒たちは僕がいない間どうしていたんだろう?
バスケの連中は僕の顔を忘れてしまったのではないか?
とにかく、一ヶ月ぶりに僕はザンジバルに帰ってきました。


  新たな訪問者

 ある朝のこと奇怪な事が起こった。綺麗に切って食卓に置いておいたパンが下に落ちている
拾ってみると少しかじられてる。このときは「タンザニアのヤモリってパンも食べるんだな。」と思っていた。翌日も同じ事が起きた。しかもヤモリにしてはでかい糞がある。「ねずみか?」と思ったがここはアパートの3階。進入経路がわからない…。と思って食堂の窓を見ると。蚊を防ぐための金網が見事に食い破られている。直径5cmぐらい。外を見ると椰子の木の葉が窓まで届いている。「へぇ〜こんなところを登って来るんだ。」と感心してティッシュをつめて金網をふさぐ(とりあえず蚊さえ入ってこなければ良い)。ここまではなんとも思わなかった。

 翌日。前回食い破った場所の隣を食い破って入ってきたようだ。仕方なくねずみ取りを買ってくる。粘着糊が塗ってあるタイプだ。さて、捕まったかなと楽しみにしているとねずみ取りには体毛と足跡がついていた。見事に逃げられた。しかしこれに懲りてもう来ないだろうと思っていると、翌日にはねずみ取りを仕掛けていない窓から入ってきたようだ。また穴をふさぐ。ねずみ取りを仕掛ける。こんな繰り返しで金網に7ヶ所ぐらい穴を作られた。3箇所の窓枠には最低二つの穴がある。(写真はそのうちのひとつ。網が2重になっていて奥に大きな穴、手前にティッシュで塞がれた穴と、罠の上に穴がある。)一箇所塞げば諦めると思っていたのだが…。さすがタンザニアである。悔しいのは犯人とご対面できなかったことだ。最終的には金網を二重にした。大切な日本食には手を出されなかったので良かった。

  歯痛再び

 3月13日。金曜日でもないのに嫌な日だった。1、水がなくなった。2、朝から停電。3、奥歯が再び痛み出す。今日は土曜日、痛み止めを飲んでじっとしていた。この日よる遅くまで停電だった。翌日少し痛みが和らいで、水も来たので洗濯。しかし午後から痛みが復活!もう駄目。翌日校長に事情を話してダルエスの歯医者に行く。前回行った歯医者に行こうと思ったが電話で問い合わせると停電で治療ができないとの事。仕方なく別の歯医者に行く。レントゲンを再び取り結果は智歯周囲炎歯槽骨炎。なんだか知らんが奥歯の根元に炎症が起きたのと、親不知が横に向いたまま奥歯を押しているのが原因らしい。ちなみに歯茎に埋まったまま。協力隊では訓練前に虫歯と親不知の処置をして来るように言われる。"おかたか"は虫歯の処置と、向こう2年間で動きそうな親知らずだけ処置をしてきた。炎症はマラリアで体が弱って、抵抗力が低下したためである。医者が言うにはとりあえず抗生剤で炎症を止めてから抜歯するそうな。

 結局4月に抜歯することになった。1回目に通った歯医者では、たかが親不知を抜くのに”全身麻酔”をすると言い出す。驚いた。ちなみにここの歯医者、ヨーロッパ人の先生で助手も連れてきている。この助手、なぜか膝上15cm(計ったわけではない)のミニスカートの薄手の白衣。スタイルは良い。治療費が割高なのはそのせいか?(笑)
 もうひとつの方でも手術するための麻酔を確保しなくてはならないので事前に予約してくれとのこと。なんて日本て立派な国なんだろう!
 ここのところ医療関係にお世話になっていて、痛みの度合いや痛さのニュアンスが全然通じていないのには困った。再び思う。
健康第一。語学大事。

 


おかたかより

3月、特に報告するような出来事はありませんでした。
いいことといえば後半にやっとバスケットができたこと。
しかも公式戦で去年のチャンピオンに負けはしたものの1ゴール差だったので
少しは強くなっていること。
それからやっと電話の拡張工事が終わり、正式に契約したことでした。(あくまでも契約だけです。)
今回は皆さんもつまらないとお思いでしょうが、本人もつまらない一ヶ月でした。


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